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定例会(本会議)

平成17年06月16日 第2回江東区議会定例会

徳永まさひろ質問(1)

◯十番(徳永雅博君) 私からは、大綱3点について質問させていただきます。理事者各位の誠意あるお答えを期待します。
  まず第1に、総合的な学習の問題について質問いたします。
  平成14年度からスタートした新学習指導要領は4年目に入りました。子どもたちにどうすれば人間力を形成できるのか、生きる力をどうすれば醸成できるのか、ゆとり教育という名のもとに基礎学力は当然のこと、社会性を身につけ、人として常識的な社会ルールや道徳を学んでほしいという大人の希望としての政策転換でもありました。そこで注目を浴びたのが総合的な学習の時間の導入でした。自ら課題を見つけ、自ら学び、考え、主体的に判断する能力を高め、あらゆる問題に対して、より的確に判断できる資質や能力を育てること。また、問題の解決や探求活動に主体的、創造的に取り組む姿勢を育て、自己のあり方を考えることができるようになることを望んでスタートしたわけであります。
  ところが、昨年12月のOECDとIEAの国際学力比較調査で、数学リテラシーが1位から8位に落ち、読解力が8位から14位に落ちたのを受け、中山文部科学大臣がすぐさま「ゆとり教育」を柱とした教育課程全体の見直しについて言及しました。
  そのことが教育界において大きな波紋を及ぼし、一時、やはり「読み、書き、そろばん」が大事で、学力低下はゆとり教育のせいだと言われ、総合的な学習の時間を割いても基礎学力を身につけるべきであるなどの論調がはびこりましたが、果たしてそうでしょうか。
  そもそも新学習指導要領によるゆとり教育の考え方は、一部では文部科学省の公務員としての怠慢だとか、教育放棄だとか言われ、教育者の立場が悪くなるような風潮がありましたが、私の考えでは、戦後高度成長のもとに、父親は働くことに追われ、母親は学歴偏重の中で子どもの教育が学校や塾任せであった時代から、家庭教育の重要性を提示した、成熟しつつある日本において重要な政策転換であったと考えています。
  土曜日が休日になることによって、保護者はいろいろ悩みました。子どもたちの新たな教育環境の時間をどう過ごせば、子どものためになるのか。スポーツか、塾か、家庭学習か、果たして何をすべきか。こうした保護者が頭を働かせる姿勢が、子どもの教育に新たな関心を呼び寄せました。その中で、今日まで教育問題として頭を抱えてきた学級崩壊、不登校、いじめ、教員の指導力不足の問題など、学校、地域、家庭が一緒になって解決していこうという環境が徐々に育ってきたように考えられます。
  そして、新たな教育環境の出現の中で最も注目を浴びたのが総合的な学習の時間でありました。学習事項の配慮事項として、1つ目は自然体験やボランティア活動、就業体験などの社会体験、観察、実験、調査研究、発表や討論、ものづくりや生産活動など、体験的な学習を積極的に取り入れること。また、2つ目には、グループ学習や個人研究などの多様な学習形態、地域の人々の協力も得つつ、全教師が一体となって指導に当たるなどの指導体制、地域の教材の積極的な活用などについて工夫することなどが掲げられています。
  まさに教師冥利に尽きる教育課題を与えられたわけですが、その内容や指導方法については、学習指導要領の中には細かく規定されているわけではなく、各学校の校長先生、あるいは、各学年主任レベルで決定をしたり、自由に課題を設けられているのが現状です。
  そこで、本区の総合的な学習の時間の内容を調べてみますと、小学校43校、中学校22校の中身を拝見しますと、それぞれ特色のある内容が見受けられます。一般に、地域、福祉、国際理解、環境、情報、その他に分かれるわけですが、小学校において国際理解は全学校において取り入れられていますが、地域学習があって福祉学習がないところや、環境学習はあるが地域学習がないところ、中には、全分野を網羅しているところなど、各学校によって、その内容はまちまちであります。また、中学校においても、テーマを「豊かに生きる」にしているところや、「地域とともに生きる」、また「防災から見た地域」などさまざまです。
  そこで質問ですが、まず初めに、これまで積み上げてきた多様な学習活動、つまり、総合的な学習の時間を否定したような文部科学大臣の削減発言について、区教委としてはどうとらえているか。
  次に、4年目に入った総合的な学習の時間のありようについて、過去3年間の成果も踏まえて、その評価をどうとらえているのか。また、各学校において決定している総合的な学習の内容については、区全体としての一貫性が見受けられませんが、そのことについて、どのように考えているかお伺いします。
  また、これは提案ですが、一般的に単元や学年で子どもの学習状態を評価することを「横の評価」とすれば、複数学年にわたる子どもの学習状態を評価することを「縦の評価」と言われます。総合的な学習では、教科学習以上にこの「縦の評価」が重要になってきます。小学校、中学校、高校と総合的な学習の時間は続くわけですが、特に小学校において、3年生から6年生までの学習履歴と、また、その履歴を生かした中学での学習履歴を有効に使うことによって、子どもたちがより効率的に高い人間力を培うことができるのではないかと思われますが、区教委の見解をお伺いします。

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