2007.05.08
ブログ

雑感


ゴールデンウィークも終わり、街の中はいつものにぎやかな朝が戻ってきました。しかし、道行人の顔には連休中の疲れか、少し元気のない顔が見受けられました。
私はこの連休中は、選挙の残務整理と、様々なイベントに参加しながら、一方で、最近改正憲法論が当然のごとく語られる中、憲法論議の最近の論調を整理していました。
昨年は59年ぶりに教育基本法が改正され、今年は憲法改正の動きが慌ただしくとり立たされる流れは、日本の基本的な政治スタンス、安全保障、人権、教育などの本質を変革していく議論としては、余りにも性急すぎと思わざる終えません。
問題は、日本国家として、日本人として、保守すべき政治的システムあるいは国際社会におけるスタンス、日本の文明・文化・慣習などをしっかり捉えて初めて、改革の原点が見えることを忘れていることだと思われます。戦後のからの脱却を目指すのであれば、世界に尊重される日本の存在価値がどこにあるのか、今後の国際社会での日本の国際貢献とはな何かを明確に提示できない限り、軍事面だけの安全保障論が横行して、決して良い結果にならないと思われます。
今年は、財源移譲を含めた地方分権の第二ステージをしっかり議論しなくてはなりませんが、その前に本来あるべき国家論を煮詰めていかなくてはいけないと、ひしひしとゴールデンウィーク中に考えさせられました。
今回の区議会選挙の詳しい報告は次回に廻します。悪しからず。