2015.05.23
ブログ

大阪都構想敗北の流れ


5月17日の橋本大阪市長の敗北宣言から5日が経ち、一昨日からのニュースの話題は、オリンピック国立競技場の開閉式の屋根の工事が大会まで間に合わないという、実に情けない政治判断に国民は呆れている、というこうとである。
この二つのニュースに共通することは、あきらめが早いことである。
バブル崩壊後、政治家の信念が軽率になって、責任を問われないいい加減な政治が展開されてから、約20年ほど経ちますが、本当に政治家がまたは国民が何を目指して政治的政策決定や行動を起こしているのか皆目分からないことが多すぎる。
いよいよ来週から衆議院で安保論議が始まる。戦後70年の節目に、日本の安全保障の考え方を180度大きく変えてしまうような重要な審議を、簡単に済ましてはならない。もっと日本が本当に目指す方向を徹底的に国民的議論をして、簡単に諦めずにその回答を見つける時である。
歯がゆくてしょうがない今の展開に、国民は黙っていてはまたいつか来た道を経ることを認識する必要があると思われる。
まさしく論語の一節「義を見てなさざるは勇なきなり」である。