南北交通・放置自転車対策特別委員会
昨日、南北交通・放置自転車対策特別委員会で、東京都交通局と都市整備局に要望書を提出に行ってきました。
交通局には、都営バス交通網の整備について、一つは城東地区の南北の連絡を強化するため、既存路線の地下鉄駅までの延伸や、便数の改善を行うこと。またもう一つは、城東社会保険病院および江東高齢者医療センター等の近傍を経由する路線を開設し、交通弱者の足の確保を図ること。
この2点を要望してきました。
しかしながら東京都の回答は、毎年同じ回答で、現在都バスの経営の効率化を目指している中で、できるだけ採算性の悪い路線は、減らすことはあっても増やすことはないとのこと。委員会として正式に何年も要望しても、あまり前進しません。
ここでの問題は、最近の民営化論議の中でも重要なことですが、採算が合わないと、公共サービスは何をするにしても難しくなってきているのか、しかし採算を多少度外視しても、必要なところは予算をつけるべきではないかという二律背反の議論が、全然整理できていないことです。
この問題は、公共政策のあり方を根本から問われることですので、別の機会にしますが、最近は、行政改革の方向性は間違いはないのですが、効率化、合理化の名のもとに民営化や、予算の縮小が、執行側から当然のごとく謳われるところに大きな問題があると思われます。
また、都市整備局に対しては、地下鉄8号線の早期実現に向けての要望をしてきました。
この問題も、営団地下鉄が民営化され、採算の取れない路線はやらないと極めて消極的な方向性に変化している中で、何とか東京都から応援していただけないかという趣旨です。
幸いなことに、今年の担当課長は例年とは違い、積極的な姿勢を見せてくれました。
この7月に赴任したばかりだそうですが、今のフレッシュな気持ちをずっと保ってもらいたいものです。
この問題に対する私の見解は、いずれ8号線は遠くない将来に実現していくものと考えており、しかしここ数年難しいのであれば、JR越中島線の貨物線を有効利用すべきで、豊洲からモノレールを亀戸まで延伸すべきと考えています。詳細は後日報告しますがとりあえず応援をよろしくお願いします。