2006.04.29
ブログ
竹の子掘り
今日は、毎年恒例の私の地元で亀戸1丁目の竹の子掘りに出かけました。茨城県の岩間ICから約40分ほどの竹やぶに、毎年おいしい竹の子が育っています。町会の方々が参加するのは当然ですが、ご年配から子供達、そして近隣の小学校・中学校の校長先生をはじめ教職員の方々がいつも数名参加され、毎年楽しみにしている日帰り旅行です。
また、参加者の中で、一番楽しみにしているのは子供たちです。幼稚園から高学年の小学生は、鍬を持って、自分の力で竹の子を最後まで掘り上げることを楽しみにしています。
江東区の小学生は、田舎のように学校に田んぼや畑がないため、たまに近くの小さな実験や観察用に作った場所を見ていますが、自然の木々や広大な畑に出て農作業を経験することはなかなかありません。私は、子供たちの竹の子を一生懸命掘る姿がとても逞しく、こうした機会をもっと作ってあげることができればといつも思っています。
子供のときに、どれだけ感動的な場面に出会えるか、その数の多い少ないによって大きく人生を左右されることがあると思われます。それが良き人であったり、良き場所であったり、良き行為であったりと、経験できる場面は様々ですが、子供のときの良き思いでは、かけがいのない財産になります。
その意味では、大人はもう少し自分のことばかりではなく、子供のために時間を取ることはもっと考えるべき時だと思われます。特に少子高齢化のこの時にこそ、日本の将来を背負って立つ勇気ある自立した子供たちを育てるために、政治的にも、経済活動の中でも、また、親としての立場でも、PTA活動の中でも、要するに様々場面で大いに考える時だと思います。