ローカル・マニフェスト
4月22日(土)に、ローカル・マニフェスト推進地方議員連盟の18年度総会及び研修会に参加してきました。昨年の3月26日に、全国町村議員会館で行われた勉強会に参加して以来の久々の研修会で楽しみにしていましたが、講師の北川正恭早稲田大学教授や曽根泰教慶応大学教授の内容は、あまり進展はなく、少し残念でした。地方議員に果たしてマニフェストが書けるのかどうかがひとつの大きなテーマになっていますが、政治家を志す以上政治家になって何をやりたいかを書くのは当たり前であり、そのことの実現性を問うてみても、理事者側と違って限界があるのもまた真実であります。しかし、私が考えるに議員の立場であっても、本人に強い信念と、行動力があれば、政策実現の機会は十分に有り得るし、マニフェストを書くことは必要条件といえると思います。
少し気になったのは、若い議員が同じ思いを持って行動することはとても大事であり、日本の将来にとって希望的な動きであることは間違いないのですが、また私自身興味を持ってそこに参加しているのですが、超党派的な要素も加味してか、会の運営が少しお祭り的に展開していないかという様子が伺えたことです。
今回の研修会でもっとも興味を持ったのは、北海道の恵庭市長中島興世さんの講演でした。
役人から市議会議員、そして市長になるまでの体験的選挙論は大変参考になりました。
御用聞き政治、土下座政治から契約型の政治への転換を、保守王国の政治体制の中で、身をもって実現された中島さんには共感を得るこが多くありました。特に絵本で分かりやすく書かれたマニフェストは、いままで見たこともないマニフェストで大いに勉強になりました。
来年は統一地方選挙があります。今後は、地方から政治を変える意味でも、マニフェスト旋風をもう少し有権者にも分かってもらえるように、もっと政治家自身が努力すべきと思いました。