2008.07.01
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基本構想審議会


昨日私が所属する基本構想審議会が午後2時から開かれました。
すでに5回目の会合で、そろそろ論点整理をする段階に入っています。
前回の基本構想が平成11年3月12日に区議会で議決されており、その後約10年が経過しました。この間、江東区は、豊洲・有明・青海など臨海副都心の開発など著しく、豊洲の市場用地の移転問題を含め、人口増加に伴う社会環境の変化や基盤整備を含めたまちづくりの様相が変化したため、新たな基本構想の策定に入りました。
文字通り、江東区の今後の10年の街の構想を考えるわけですが、今回の審議までは、現状と課題の整理で追われ、発展的な議論はまだ表に出てきておりません。
しかし、随所に区民から選ばれた方々が、教育や福祉において、また南北交通の問題や環境問題など日々の暮らしから感じてらっしゃる問題点を鋭く指摘され、少しは充実したものになりつつあります。
しかし驚いたのは、役所の現状認識の甘さです。たとえば、私もこれだけは譲れないということで質問しましたが、学校教育部長が、携帯電話によるインターネット上の種々の問題を、現在落ち着いてきているという、見解を示したことです。これには驚きました。
最近頻繁におこる、青少年の事件でいかに携帯電話による、裏サイトによるいじめや犯罪に巻き込む誘惑が潜んでいるか、現実をあまりにも知らなさすぎる執行部側にさすがに嫌悪を感じ厳しく指摘しておきました。認識を間違うと政策も間違ったものになります。
今回の基本構想は、今年の暮れには答申する予定ですが、今後も活発に議論していきたいと思っています。
もし皆さんの中で、ご提案等ありましたらメールでご連絡いただければ幸いです。