2013.05.03
ブログ

憲法記念日に寄せて


本日、日本国憲法は施行から66年を迎えます。
憲法の基本理念である「国民主権」と「平和主義」と「基本的人権の尊重」の理念は、戦後の日本が、戦前の政治的判断の失敗を見事に止揚して、戦後の日本の繁栄と平和を築き上げてきた根本であります。
そこには、懸命に生きてきた全国民の努力と汗の涙の結晶が見事に輝いています。
しかし、昨年の12月の総選挙で自民党が圧勝して政権交代して以降、その結晶を打ち砕くような憲法改正の論議が進行しています。それも96条の改正という、発議のためのハードルを低くする議論です。
衆参に憲法審査会ができて、相当議論してきた中で、拙速な進め方は方向を間違ってしまうと思います。
もう少し中身の議論をしっかり詰めたうえで、慎重に議論すべきでしょう。
朝の新聞各紙やテレビの憲法論議を見ていて、今まで何を国会で議論してきたのか、本当に心配になってきました。
ますます今年の夏の参議院選挙は重要になってきます。