2025.03.27
区議会だより

令和7年第1回区議会定例会閉会にあたり


令和7年第1回区議会定例会が3月28日に閉会し、4月1日から令和7年度一般会計2,784億5,300万円と、特別会計1,026億6,300万円合わせて過去最高の3,811億1,600万円(前年度比6.9%増)の予算が執行されていきます。
予算編成方針としては、こどもから高齢者まであらゆる世代のニーズに応えられる予算として、特に災害・地域活性化・DX推進など、江東区の未来に向けたさらなる一歩を踏み出す施策の盛り込みに力が注がれています。
その中でも私が注目しているのは、次期地域福祉計画の策定です。次期計画の策定ポイントとして、コロナ禍後にクローズアップされてきた「孤独・孤立対策」や東京都の地域福祉支援計画に反映された「災害に強い福祉」「デジタル技術の活用とデジタルデバイドの是正」などを新たに盛り込む事項として取り上げ、さらに本区として、重層的支援体制事業の実施体制についても、既存資源を最大限活用して、地域特性に応じた実効性のある包括的支援体制を検討するとしています。
そこで重要になるのが地域共同体の保守と再生です。その中心はやはり町会や自治会の組織の再生、NPO法人などの中間支援組織の活性化、地域を見守っている商店街、中小企業・小規模事業者などの繁栄が何よりも大切です。
そのために行政として何ができるか、行政だけでなく区民と一緒になって協働で、持続可能な地域社会の構築のために何を作り上げていくべきか、今こそ真剣に考える時ではないでしょうか。次期福祉計画の策定のなかでその答えを見つけて行きたいと思っています。