2012.06.16
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消費増税3党合意について


民主・自民・公明の3党が15日夜、社会保障・税一体改革関連法案の修正で合意した。
政権交代の意味が、国民に約束した公約が、ものの見事に裏切られると、開いた口がふさがらない。
民主党の原点は、自民党の政・官・財の鉄のトライアングルを改革し、官僚主導の政治から、政治主導の国民主権の政治の転換ではなかったのか。残念でしょうがない。
政権交代は、日本が、将来希望が持てる社会の実現のための、新しい権力構造の構築であったはずである。
しかしまた、霞が関の攻略に負けてしまった。1993年の連立政権の時以来、大きな2度目の失敗である。
細川連立政権が崩壊したのも、自民党が野党に転落した悔しさから、なりふり構わず、禁じ手の社会党をたぶらかし、水面下では官僚が動き、小沢外しの自社さ政権の誕生でした。
そのことで、日本の政治経済の構造改革がどれだけ遅れたか、大きく反省したはずなのに忘却の彼方になっている。
今回も同じ構造である。自民党が政権を脱却するために、霞が関と組んで、公明にニンジンをぶら下げて、民主党には、いや民主党というよりも、世間知らずの、政治家にあることにだけ固執する、目立ちたがり屋の政治家を与党という権力だけでたぶらかし、政権奪還の構図を描いただけである。
それにまんまとのっかているマスコミの体たらくもひどいが、そのことを見抜けない、今の執行部の中にいる一部の松下政経塾出身の政治家は、本当に情けない。
戦いはまだ終わったわけではないので、嘆いてばかりいてもしょいうがないが、もう一度国民の生活が第一といった原点に戻って、民主党は復活をしなくてはならない。
みんなで力を合わせて頑張りましょう。