2011.05.15
ブログ
東日本大震災2ヶ月を経て
3月11日に発生した東日本大震災は、2ヶ月を経ても未だ先の見通しが見えない状況にあります。
国会における二次補正の準備の遅れや、現地での瓦礫の撤去作業の難しさや、種々の課題は日々のニュースから見え隠れしていますが、やはり何といっても福島原発の問題がい一番大きいと思われます。
昨日残念なことに、一人の作業員の死亡が報道されました。心からご冥福をお祈りしたいと思います。しかし、東電側のその報道の仕方があまりにも機械的で、非常に虚しさを覚えたのは私だけでしょうか。
私の地元でも、福島原発での建設作業を依頼された業者が何社かいます。その会社の方にお話を聞きますと、現地入りした社員の将来の健康面での保障はどこまでできるかわからないと、東電から受注している会社から言われているらしいです。従ってそんな場所には、大事な社員を出すことはできないとある社長は言っていました。当然だと思います。
今回の大震災の問題点の一つに、曖昧で小出しの情報操作があると思われます。自分に不利な情報はできるだけ開示することを避けたいことは、どこの世界でも大なり小なりあることですが、問題が大きければ大きいほど、正しく情報開示をしなくてはなりません。
困難な時にこそ、力を合わせて乗り切ることが大事ですが、しかし羅針盤をしっかり持たないで動いていると、その船はどこに辿り着くかわかりません。
震災後2ヶ月がたって、今まさに必要なことは、時間を無駄にせず、羅針盤をしっかり描ける政治家を一刻も早くリーダーにすることだと思います。
一日も早い被災地の復興を心から祈っています。