2024.12.31
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2025年新春を寿ぐ


2025年の幕が開きました。皆さん新年明けましておめでとうございます。
今年は「巳年」、十干十二支で言うと「乙巳(きのとみ)」だそうです。「乙」は柔軟性や適応力を象徴して、一方「巳」は再生と変化を意味する言葉として認識されており、両者を組み合わせると努力を重ね物事を安定させる縁起の良い年だそうです。
私も昨年の8月から年末まで、食道癌の治療で抗がん剤3回とその後の手術で政治活動を制限していましたが、今年から全力投球で政治活動に専念して、皆さんの期待にしっかり応えられるように頑張る決意をしておりますので、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
さて今年の2025年はどんな年になるか。やはり大きなターニングポイントとしては、団塊の世代の皆さんが75歳の後期高齢者の年になる節目の年であることです。そのことが分かっていたので、国としても地域包括ケアシステムを2025年度までに構築できるように様々な社会問題に取り組み、地域共生社会の実現に向けた施策を打ち出してきましたが、まだまだ完成の域には達していません。
特に福祉人材の不足は、医療と介護の連携を重視した地域包括ケアシステムも、誰もが安心して暮らせる地域共生社会の実現も不可能に近い状況です。特に介護職員数は、22年度215万人から、26年度には約25万人40年度には約57万人を積み増す必要があると言われていますが、しかし低賃金・重労働の介護現場の人材は増強が難しいと言われています。2025年はこの課題にしっかり取り組み、何としても解決の糸口を見つけ具体的な施策を打ち出す必要があります。
江東区も令和7年度に第2次地域福祉計画の見直しがあります。新たな視点として、重層的支援の体制づくりや孤独・孤立対策の推進、また災害に強い福祉の推進やデジタル技術の活用などが掲げられていますが、重要なことは、誰がそれを責任もって実行していくか地域の組織づくりを根本的に再生する必要があります。そのためのは、地域コミュニティを支えている町会・自治会、また地元の商店街、また様々な問題に取り組んでいるNPO団体とも連携して、これまで以上に新たな対策を練る必要があると思います。
その施策をしっかりと立案して実行していくためにも今年は重要な年になると思います。
ぜひ皆様からご指導ご鞭撻をいただき、しっかりとした区政運営に取り組んで行きたいと決意しておりますので、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。