2010民主党党大会
1月16日(土)午後1時から開かれた党大会に参加してきました。
開催場所の日比谷公会堂の周りは、物々しい警備で守られていました。
政権党になったから警備が厳重というわけではなく、やはり小沢幹事長の政治資金規正法の問題もさることながら、大きくはアメリカの軍事プレゼンスに関する日米関係、東アジア共同体戦略、外国人参政権の問題、福祉・教育改革構想など、民主党の種々の新しい日本の政治戦略に、敏感に反応する反対勢力があるからだと思われます。
しかし自民党政権時代も、喧騒な社会の反発はたくさんあったわけで、厳重な警備体制と反権力の構図はどこにでもみられた様子ですが、今回の状況は、その背景に何か別の陰の権力が見え隠れしているようにも思われました。
大会での様子は、テレビで大きく報道されていたように、小沢幹事長の初めての政治資金に関する資金の流れの説明があり、現職国会議員を逮捕という状況に黙っていられないという、幹事長の検察権力に対する徹底抗戦の姿勢が示されました。いつになく語気を強め、検察の捜査のやり方に怒りを示されていました。
私は、当然真実は一つですから、また、国会の秘書時代から同僚として、大久保秘書を始め3名とも知っている友人として、今回の経過を見守るも小沢幹事長を信じておりますが、あまりにもマスコミの報道のお粗末さ、テレビでの評論家の稚拙な分析に本当に怒りがこみ上げてきます。
何回かブログでも書きましたが、今日本の政治経済の状況を良い方向に変革するには、なによりも大衆迎合主義に走った、また強欲な資本主義もどきの、商業主義に走ったマスコミ業界を改革することに他ならないと思われます。
今回の党大会の様子を伝えた各社の新聞・テレビの報道を見て、なお一層感じました。
もう一度、長谷川如是閑や桐生悠々のような記者魂をもったマスコミ人が現れることを期待したいと思います。