2010.02.09
ブログ

国会中継


国会では、平成22年度の予算審議が衆議院で行われています。
私も仕事柄、時間がある時はできるだけ生放送で視聴し、また見れなかったところは夜中に、国会中継の録画放送で視聴ししています。
特に自民党の質問者は、いづれも長い与党経験の中で、大臣経験者や幹事長経験者が質問に立っており、どんな質問が飛び出すのか、政権交代しての初めての本格的予算審議の中身に大変興味があり、楽しみにしていましたが、期待はずれでした。
民主党政権が誕生した意味は、単なる権力闘争ではありません。日本の21世における進路について、金融資本主義がまかり通る、グローバリゼーションの厳しい競争の中で、世界経済の新しい秩序の在り方、それに伴う世界の安全保障の在り方、また成熟した社会におけるゼロ成長路線の中で国内経済の活性化をどのように維持していくのか、まさしく抜本的に議論するのが、今回の予算員会であるべきです。
そのことを自民党の重鎮の中から本質の質問が聞かれるかと思われましたが、大きく落胆をしました。
まさしくその背景は、政策の決定を官僚主導で行ってきた官僚依存の政府与党の姿がはっきりと現れているように思います。
経済の成長戦略や、財政改革の考え方、公共工事の有り様や税制論議に至るまで、自民党与党時代にできなかったことを、すべて民主党政権に押し付けるような質問の仕方は大いに間違っています。
ここでは多くは語りませんが、1日も早くまともな議論の展開を期待したいと思います。