三亀中50周年
私がPTA会長を務める江東区立第三亀戸中学校の創立50周年の記念行事が、11月5日に行われた。
10:00からの式典と13:00からの祝賀会と体育館で盛大に行われた。
一般に周年行事のタイトルは、「開校何年」というのが普通ですが、三亀中の場合、校舎が建つ前から学区内の町会・自治会を中心に、どのような公立学校にするかしっかり議論しながら、みんなで作る学校としてスタートした経緯から、三亀中だけは「創立何年」と今日まで使っています。
50周年の行事を企画する中で、10周年から40周年の記念誌や先輩諸氏からお伺いした話の中でわかることは、多くの人が地域の中学校に誇りを持ち、中には草創から50年間物心両面において支援している人がたくさんいることです。これは学校にとって、大変ありがたいことと思います。
またいろんな話の中で、三亀中の創立の意義が、当時私立や隅田川を超えて越境する生徒がいる中で、その流れを止めるために、公立校として学習面においても、運動面においてもどこにも負けない学校にして、生徒を地元でしっかり育てようというものでした。
まさしく、ここ10数年教育基本法の改正から関連法案の改正の中で、学校をよくしていくための条件の一つに地域立の学校運営が掲げれている中で、三亀中は50年前からそのことを実施していたことに感銘を受けました。
その素晴らしい歴史と伝統を継続していくためにはどうすれば一番いいのか、常に悩んでいた6年猶予のPTA会長としての時間でもありました。
「創生は易く守成は難し」という言葉がありますが、ともすれば忘れがちな創立の原点を思い出し、新たにスタートを切るのも周年行事の重要な要素であると思います。
これからも決して明るいとは言えない子供たちの将来を守るためにも、三亀中をサポートしつつ生徒のより良い教育環境づくりに頑張りたいと思った周年行事でした。