2018.07.15
ブログ

西日本豪雨災害について


7月5日から6日にかけて甚大な被害をもたらした、西日本豪雨災害から10日間が過ぎました。改めて犠牲になられた皆様に心からお悔やみを申し上げますとともに、被災された多くの皆様に心からお見舞いを申し上げます。まだ6000人近くの方々が避難所生活を強いられている現状を考えると、この猛暑の中、被災者方々の日々の生活がいかに大変かが窺い知れます。この連休中に、猛暑の中多くのボランティアの方々が被災地に入り、生活再建の支援の協力をしている映像がニュースで届くたびに、人と人との心の絆がどんなに尊いものかと感じさせられました。私も少しでもお手伝いしたいと思い、昨日同僚議員とともに上野駅公園口の前で、西日本豪雨災害の義捐金の協力を訴えて、街頭募金活動を行いました。その時、就学前から小学生までのお子さんが大勢募金をしてくれました。暑い中汗をふきふき小さな手で募金をしてくれた時には、優しい瞳に心が洗われるぐらい感動し、子どもたちの優しい気持ちが、素敵なご家族によって素直に育ってるんだなと考えると、暑さを忘れ何とも言えない心の安らぎを覚えました。一方その時、そんな子どもたちの素直な気持ちを決して裏切ることのない、嘘のない正直者が報われる政治を絶対やらなくてはならないという決意が沸々と湧いてきました。国会では、合区で選挙区を失う自民党現職を救うために比例区に特定枠を設ける、参議院の定数を6議席増やす法案が、参議院で強行採決されました。まったくの党利党略です。人口減少の中、本来議員定数を削減して選挙制度を見直すべきところを、自民党のご都合主義を通してしまいました。また残念なことは、連立与党の公明党が全く反論しないことであります。カジノ法案もしかりです。まだまだ法案の中身の議論が中途半端なところで、カジノを認めてしまうと、必ずギャンブル依存症に不幸な生活を強いられる方々が出現する可能性があります。この法案も与党は強硬に成立させようとしています。いま最も必要なことは、この度の大阪北部地震や今回の西日本豪雨災害から、学ぶべきことしっかり検証し、防災の強化を一日も早く実行することです。いつ起こるか分からない大震災の恐怖に怯えるのではなく、少しでも被害を少なくするための政策を早急に立案することです。その意味では、今回の西日本豪雨災害は、日本の政治への警告とも言えると思います。一刻も早い被災地の皆様の生活再建をお祈りしています。