災害協力隊
今日は亀戸1丁目町会の災害協力隊の方々と、今年の4月から稼動した江東区の防災センターと東京都の水道局が所管する亀戸給水場を視察してきました。災害時に地域の安全を確保するのは町会の中にある災害協力隊の力はとても重要になってきています。そこで、新しく完成した防災センターの機能はどのようなものか、また災害時における水の確保は一番重要で、町会の近くにある給水場でどのような給水体制になっているのか確認するために視察を企画しました。隊員の皆さんは、自分の目で見て感じることで、より災害時の体制が確認できたと安心した様子が見受けれました。何事も机上の空論ではなく実体験が必要であると新たに感じました。
災害協力隊の組織は、江東区内のどこの町会でも、また全国的に町会単位で設置されています。
おおむね町会長がその隊長でありますが、実務はほとんど防災部長が担当しているのが実態です。
阪神淡路大震災の時に、初期消火や地域の人命救助に貢献したのがまさしく地域の災害協力隊の方々で、その後この組織も、行政の間でより重要度が認識され、全国的にもその強化に力を注いでいるようであります。
しかしながら、組織の構成メンバーを調べてみると、若い世代はなかなか参加しておらず、機動力に欠ける面があると言う意見がよく聞かれます。活動内容と実態の組織編制のバランスがとれず、いざという時にどう対処できるか、どのような動きをすればよいか、実態に即した訓練をして日頃から組織の充実を図らない限り、本当にいざという時に機能するかどうかの懸念の声をよく聞きます。
最近よく地域のコミュニティーが崩壊され、昔の古き良き時代の人間関係が薄れ犯罪も多くなってきているような話がよくありますが、私は、この災害協力隊の組織こそ、子供からおじいさんまで地域コミュニティーの重要性を感じることができる組織ではないかと思っています。地域の安全・安心・安定が今まさしく
叫ばれている時に、災害協力隊の充実と強化に本腰で取り組む時と思われます。