2009.08.15
ブログ

灯篭流し


江東区の地元で、8月15日の終戦記念日に必ず行われる行事に灯篭流しがある。
3月10日の東京大空襲で、江東区と江戸川を挟む旧中川で亡くなられた約3000名の方々の鎮魂の意味と、風化してはならない歴史の真実を後世に伝えるためにも、民間で主導する大事なイベントである。今年で11回目を迎える。
江東区側は亀戸9丁目町会、旧中川を挟んで江戸川区側が平井町会の2町会が中心となってスタートした灯篭流しは、今では亀戸1丁目から9丁目まで巻き込んでの大がかりなイベントになっている。
そして今年から、私の提案で亀戸地域は、5つの小学校と3つの中学校の子供たちにも参加していただく体制を整えた。
その意味は、なかなか荘厳な灯篭流しを実際経験することも少なく、学校の教科学習の中では、平和への思いをいま一つ実感できないなかで、ぜひこの機会に子供たちにも肌で平和をかんじて頂きたいと思い、今年からスタートした。
たまたま私が現在現役の中学のPTA会長をしていることもあり、ぜひ実現したい企画であったので、今日は感慨深いものがあった。
3日後には衆議院選挙がスタートする。
自衛隊の海外派兵や集団的自衛権の憲法解釈も曖昧な中、日本においても原理原則を逸脱した軍事戦略が図られようとしている。
私は当然自衛隊の存在価値は認めているが、原理原則をしっかり構築しないまま、国際社会の信頼を失うような行動は絶対にとってはならないと思う。
政権交代の歴史的使命を帯びた今回の衆議院総選挙で、何としても国際社会から信頼される国づくりをすべきである。そしてそのことがどうあることか、はっきり示すときが今である。
基本は当然ながら、戦争回避と世界平和の構築である。
今年こそ、その道筋をつけるべきでしょう。灯篭流しのイベントを無にしないためにも。