2010.02.23
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特別養護老人ホーム視察
江東区で13番目の特別養護老人ホームを視察してきました。
亀戸3丁目の亀島小学校の跡地1万平米を、プロポーザル方式のコンペで競り勝った事業者が、老人保健施設と区が委託している母子生活支援センターと、そして平成22年2月22日にこだわって竣工した特別養護老人ホームの3施設を運営しています。
このコンペでの重要な要素は、地域に開放型の地域福祉に貢献する高齢者福祉施設のありようがどのようなものであるか、また、3000平米にわたる区立公園を隣接させ、公園の活かし方、防災機能も含めた地域との共生の在り方がどういうものか、というものでありました。そこで江東区でも初めての本格的なプロポーザル方式を採用して、よりすぐれた施設計画の提案事業者に落札していただきました。結果として、全国に多くの施設を運営している今回の事業者、医療法人社団湖聖会グループの提案は、まさしく地域福祉の中の高齢者福祉施設の在り方を見事に具現化したものとなっていました。
施設の1階には、公園とマッチングした地域と共生型の多目的ホールがあり、また三つの施設が開放的に共存できる施設配置は、とても効率的な空間を形成していました。
ここを利用される高齢者の方は、とても満足のいく生活が送れるのではないかと思われました。
しかし、まだまだ高齢者福祉施設は足りません。本区も1500人の特別養護老人ホームの待機者がいます。これからも本区の高齢者福祉計画の中で福祉施設の建設は、予断を許さない状況になっています。今後も皆さんの期待にこたえられるようにがんばります。