2012.04.04
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参議院予算委員会
本日参議院予算委員会が開かれました。
論題のテーマは、野田総理の基本姿勢についてでありました。
少し時間があったので、掻い摘んで質疑応答を見ていましたが、社会保障改革の中身の詰めの甘さが目立った予算委員会でありました。
一方3月30日に、民主党東京都連主催の社会保障と税の一体改革の説明会があったので、麹町まで出かけて聞いてきました。もっとも講師が藤井裕久先生だったので出向いたのですが、質問をするつもりで一番前の席に座りました。
内容は、消費税の必要性について、田中角栄総理以降、戦後政治の40年間にわたる懸案事項が待ったなしの時に来ているという趣旨でありました。
私はここ数年、国民の消費税増税に対する理解はある程度深まってきていると思います。
しかし肝心なのは、自民党政権下の政官財のトライアングルの中で仕上げた無駄な予算と組織の排除が先で、かつ国内を安定した持続可能な社会にするために、年金・医療・介護を一体として考えた社会保障制度の未来像をしっかり提示することで、税だけを先行しても誰も納得はできないと思います。
藤井先生にその場で質問をするのも酷なので、帰り際立ち話で、後記高齢者保険制度の見直しや、障がい者自立支援法の廃止と障がい者総合福祉制度の制定について、まだ全然先が見えない中、消費税だけを議論先行するのはおかしいと問うと、そうなんだ、後期高齢者の前期のことが全然詰まってないとも述べていました。
ここは焦らず、来年の9月まで衆議院の任期があるわけですから、しっかりと政権与党の中で話を詰めてもらいたいと思います。