2016.02.25
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平成28年第1回区議会定例会


本日から江東区議会平成28年第1回定例会が始まった。
1定の中心議題はやはり来年度の予算審議である。来年度の一般会計予算は、188,638百万円で前年度比6.7%増、特別会計と合わせて全会計予算は、289,741百万円で前年度比4.1%増で過去最高額を伸ばしている。
特定目的基金は、前年度から11,060百万円減の79,349百万円、特別区債は1,177百万円減で31,431百万円。基金と区債の差は47,918百万円である。
財政的には若干余力があると思われるが、臨海地域の人口増による行政需要は、ソフト・ハードともに余談を許さない状況である。
また本区北部エリアの亀戸地域でも人口増が見られ、統廃合で削減した小学校が悔やまれるほど、学童の発生率は高くなっている。しかしその分旧市街地での子供の増加は、街を明るくし希望が満ち溢れてくる雰囲気を醸し出している。
予算審議の中で常に注意すべきことは、経済活動のように効率性や合理性を求め、常に競争社会の中で、無駄な経費を削減することのみ考える行革ではなく、福祉や教育の分野の予算のように、競争原理になじまない、生身の人間を相手に政策を考えている分野の政策的経費は、同じ行革の言葉を使うにも注意を要することである。
特に地方自治体の抱える、地域包括ケアシステムの構築を、2025年までに成し遂げることを国から課せられているような状況下では、もっと土木的予算から人間的予算に変容させることが必要である。
そのようなことを考えながら平成28年度の予算特別審議に臨みたいと考えている。