2023.08.31
ブログ

関東大震災から100年に考える


関東大震災から100年が経った。明治以降の自然災害で最多の約10万5千人の犠牲者を出した大震災は、開発された都市に住んでいる現在の私たちに何を問いかけているのだろうか。
9月1日の震災の日は、各所で防災訓練が行われている。今後30年内に70%の確率で起こると言われる首都直下型地震に備えるため、できるだけ減災ができる仕組みを構築しなければならない。
しかし防災訓練の現場では、まだまだその臨場感を味わうことができない。
自然災害の恐ろしさをしっかりと認識して、いざという不測の事態に備えるには、都市に住む住民自身がその危険性をしっかり把握することが重要になってくる。
そのヒントの一つに、身近なコミュニティで考える地域防災の仕組みをしっかり考えることが必要と思われる。
住居地や職場での土地の特色をつかみ、そこにあった減災対策をもっと考えるべきである。そのことが実際に体感できる防災訓練に近づけば、もう少し安全で安心できるまちづくりが可能ではないかと思われる。
今後の自然災害に対する対策は、常にブラッシュアップしていく必要がある。