2012.07.03
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小沢元代表離党について


昨日、衆議院38名、参議院12名、合計50名の離党届が、幹事長室に届けられた。
来たるべきしてきたと思う反面、せっかくの政権交代による、新たな日本の政治の幕開けが、再度閉じられたことに心から遺憾に思う。
最初の幕開けは、細川連立与党による日本政治の改革の第一歩、次が自自公連立の時の本格的な日本改造計画を模索したとき、そして三度目の正直で、単独絶対過半数の民主党政権の誕生が、本当の意味での日本政治と戦後アメリカ一辺倒で来た日本社会の構造改革の幕開けであった。
しかし、いずれの時も霞が関の抵抗に屈してしまい、結局は信念を貫き通すことができなかった。
今回の民自公の談合は、まさしく多くの識者が言っているように、大蔵省の過去官僚の政治家集団に、財務省と連合軍を組まれ、負けてしまったとしか言いようがない。
だから政党助成金で、本来の政治主導が行えるためのシンクタンクをもっと早く作るべきであった。それをいつまでも官僚の力に依存してしまったことが、自立した、国際社会にもはっきりものが言え、かつ世界の安全保障に貢献できる、責任国家としての地位を、なかなか構築できない原因でもあります。
小沢元代表の離党は、小沢先生にも、党内を納得させられなかったという非があるとも思いますが、水面下の恐ろしい国家権力に包囲されたままでは、力が発揮できず致し方ないと思われます。
むしろ今回の離党は、小沢先生の、自民党を離党して以来の、国民主権の政治達成のための、最終章にいよいよ入ったとみるべきでしょう。
私自身も、公明、新進、自由と秘書として水面下で、色々なことを見てきた者として、一日も早い本格的な日本の政治の幕開けに、少しでも力になればと日々思っています。