視察報告
7月5日から6日まで、仙台市の商店街の活性化策と石巻市のがれき処理の現場と仮設住宅の現状を視察して来ました。
仙台市の商店街活性化策の事例として、商店街の中でも人通りが一番少ないといわれていた、サンモール一番町商店街の現状を主に視察しました。
ポイントは、「平成23年度商店街活性化モデル創出事業」の進捗状況と効果について、あわせて地域商店街活性化法による活性化事業計画、サンモール一番町ふれあいビレッジ事業の成果について調査してきました。
詳細は視察報告にまとめますが、たとえばまちなかカレッジとして、商店街全体でオーナーも店員も、商店経営のノウハウを、各分野の職能集団から学ぶ企画や、お買いものラリーコンテストの導入など、参考になる企画がいくつかありました。
ただどこの地域でもそうですが、後継者問題は今後の大きな課題であると商店街の事務長は述べていました。
また石巻市へは3度目の訪問で、今回は依然視察した渡波地区の海岸沿いの復旧・復興状況と東京都で受け入れをしている、災害廃棄物の2次処理の状況と、江東区から50台自転車を寄贈した先の中心者の方がいる、大森第3仮設住宅を訪問してきました。
仮設住宅の生活は、部屋も狭く、地域のコミュニケーションも不足する中、仮設住宅に入居した昨年の10月ごろから比べると、仕事も始め生活は落ち着き、大変感謝していると述べられていました。
ただ復興住宅の建設がなかなか進まない中、ここに4・5年はいることになるのではないかともおっしゃっていました。最近は自治会もでき、本人も役員に入ったとのことでした。
まだまだ生活再建には、さまざまな苦労があると思いますが、ぜひ頑張っていただきたいと思います。
災害廃棄物の処理については、巨大な焼却炉5基の建設が進んでおり、5月下旬には1基が本格稼働され、進んでいるようにも思われましたが、現場の山積みされた状況を見ると、まだまだの感がしました。東京都は、6月21日から9月中旬までの完了を目指して、石巻市のがれきのうち、廃畳7250トンの受け入れを始めました。予定通り進んでいくことを願っています。
石巻市の海岸沿いの状況は、瓦礫こそ片付いていますが、その後の復興事業はまだまだでした。一日も早い復興を願って止みません。今後も石巻市の状況をカバーしていきたいと思っています。