2016.08.18
ブログ

終戦記念日とオリンピック


リオデジャネイロ・オリンピックでの日本選手の活躍が、多くの日本人の心に感動をもたらしてくれている。
今日の女子レスリングの3選手、48キロ級登坂選手、58キロ級伊調選手、69キロ級土性選手の逆転の金は素晴らしかった。
最後まで諦めない執念が、勝利へと自然に導かれていったのではないかと思う。
水泳から始まって、日本のお家芸の柔道、そして男子体操団体戦の金と、数多くの感動を日本人に与えているオリンピアンの皆さんに心から敬意を表したいと思う。
そして金メダルを取ったときの表彰台では、「君が代」の国歌が流れる。世界の先進国の国歌が戦争勝利の音楽が多い中で、勇壮な調べの「君が代」が歌われることは、オリンピックが平和の祭典である象徴を物語っているようにも思われる。
戦後71年の終戦記念日に、平和の願いを声高々に叫ぶことは当然であるが、戦後の日本人が、いつまでも諦めない執念で平和な社会の構築に邁進してきたことも忘れてはならない。それこそ目には見えないが、社会の水面下では、死闘の戦いが繰り広げられていたのではないかと想像がつく。
こうした平和な社会が土台として築かれて、初めて平和の祭典であるオリンピックが開催できる。そしてその礎をしっかりと理解して、毎年終戦の日に、人類の英知を結集して、執念深く平和を追及することを再認識することもとても重要なことと思われた。