2012.09.06
ブログ

国会会期末


いよいよ明後日9月8日は今国会の会期末である。
新聞・テレビの報道機関各社のニュースは、もっぱら民主・自民の代表争いと、大阪維新がどういう展開を見せるかの、動向にばかり気を取られ、最も大事なこの国の羅針盤を誰も示さず、いやしい権力争いの報道ばかり追っかけている。
マスコミ報道のていたらくは今に始まったことではないが、あまりの中身のなさに呆れてしまう。
政権交代した意味は本当になかったのか、今一度冷静に分析をして判断したほうがよいと思う。
たとえば、無駄の削減の象徴であった天下り対策、私の周りの官僚の人でも、今ままでの官僚中心に差配をしていたやり方から、大きく仕組みが変わったとよく聞かれます。教育制度の充実も、公立・私立をを問わず、授業料の無償化や同様に私立高校への補助は、教育の環境を大きく前進させている。
やはり自民党政権下では、なかなかできなかったことも、政権交代でできたことは実は細かく言えばいっぱいある。
確かに社会保障と税の一体改革は、全部煮え切らない間に火を止めたもんだから、半煮え状態である現状は私ももってのほかと考えます。しかし日本の政治もマスコミも最も悪い言動は、成功へのプロセスを正確に開示せず、失敗の断片を大きくクローズアップさせ、国民世論を誘導することです。
明後日国会会期末以降、ますますヒートアップしてくることが予想される、民主・自民の代表戦、並びに大阪維新の会の動向ですが、願わくば冷静な政策論争をしてほしい。
外交・安全保障も、原発を取り巻く環境問題やエネルギー問題も、社会保障の全体像も、今後の大きな課題が山積みです。
この最も大事な時に、まともな政策論争を国民に提示しないで、なんで本当の政治ができるでしょうか。
政官財はもちろんのこと、マスコミかつ有権者も今こそ冷静な監視眼をもって日本の将来を考える時だと思う。
日本の本当の自立もそこにあると思う。