2011.09.02
ブログ

江東区行政視察を振り返って


昨日江東区議会の行政視察から帰ってきました。
香川県高松市で、全国的に商店街の活性化で有名になった丸亀商店街の再開発の手法を市役所で学び、その後現地を視察しました。昔の勢いのあった商店街には、みんなが立ち寄れる広場があることの検証から、コミュニティー広場をドームでインパクトを与え、話題性のある商店街づくりには感心させられましたが、少し近代的に建てすぎているところが心配されました。
次に倉敷市の景観整備計画の現状を視察しました。
もともとあった伝統的な建物や、歴史的な意味を持つ建築物をうまく保存して、見ごたえのある街でした。
ここでの凄さは、景観に合わない建築規制を、行政と住民が一体となって行なっていること。またまちづくりをじっくり時間をかけて行なっていることだと思われます。
次に大阪市天満地区のHOPE計画を視察しました。私が以前から興味のあった、民間主導で立ち上げた上方寄席の状況と、大阪天満宮を中心に据えた、昔ながらの街並みの良さを復活させている、住民主導のまちづくりは大変参考になりました。特に住民協議会の立ち上げに多くの意見を取り入れ、計画地の全世帯にまちづくりの進捗状況や議論の中身が、広報の充実で周知されていることは感心しました。
ここでは概略の報告しかできませんが、三つのまちづくりの中で共通して言えることは、やはり強力なリーダーが存在していることだと聞かされました。全国どこのまちづくりには、そのことは当てはまります。
江東区も住民の強いリーダーシップで、今回の視察を参考にして、今後のまちづくりを発展させていきたいと思います。