2015.07.01
ブログ
安保法制審議から見えるもの
江東区議会第2回定例会も6月29日に終わり、今日から今年の後半の半年がスタートしました。
定例会でのトピックスは、豊洲新市場の千客万来施設の事業予定者撤退による、来年11月市場開場と同時に開設予定がほぼ絶望的となったことから、江東区との市場開設にあたっての約束が守れなかったことです。そのことの責任を誰が取るのか、全く分からないまま閉会しました。
区議会としては当然改めて東京都に要望書を出しましたが、どこまで本気で取り組んでもらえるのか、甚だ疑問です。
しかしなぜ東京都は、こんな事態になったのか、ここまでの失態はあまり聞いたことがありません。選考過程に何かきな臭さを感じているのは私だけではないでしょう。
同じように、安保法制の審議の中で、憲法学者や何人かの元の法制局長官までが憲法違反と言っている今回の法案を、何が何でも通そうとする強引さは、そこに大きな後押しをするきな臭い背景を感じざるを得ません。
昨今問題にされた若手自民党議員の研修会での議員や安部総理に近い講師の言動には、日本の未来に大きな禍根を残しかねない今回の安保法制の審議になるのではないかと危惧しています。
いよいよ来年の参議院選挙から有権者は18歳以上という画期的な時代の転換期を迎えます。まともな政治の議論ができる土壌を作る必要があります。共々に頑張りましょう。
それにしても公明党の与党ボケした最近の行動には、少なくとも多少歴史を知っている者として残念でならない。政治権力は正当に行使すれば政治を変革する大きなエネルギーになりますが、一歩間違えれば国の行く末を破壊しかねない怖さを常に持っていることもわかっていただきたい。そろそろ原点に戻る時ではないでしょうか。