有権者からの一言
今朝地元の亀戸の有権者の方から一本の電話が入りました。
その内容は、まず始めに、ご自身は朝日新聞を購読しているが、どうして朝日新聞は小沢代表の批判ばかりするのか。また小沢代表の辞任について、テレビや新聞等で騒がれているが、政治資金規正法の収支報告書の記載のことでなぜ小沢代表が辞めなくてはならないのか、おかしいではないか。私も私の友人も小沢代表が辞任するようなことがあったら、民主党に投票しようとは思わない。政権交代を目指して腐敗した権力と闘ってきた小沢代表がいない民主党は、民主党の存在価値がなくなる。だからしっかり頑張りなさい。
概略そのような内容でした。朝から大変勇気づけられた思いがしました。
私は今日まで、このブログでは小沢代表の政治資金規正法の関連の一連の報道に関するコメントを避けてきましたが、この際少し問題点を述べたいと思います。
一つは、報道の在り方です。新聞社もテレビもすべてリーク情報に流され、まともな裏付けもとらず世論操作をしていること。本来公平・公正な立場である報道機関が、権力に完全に寄り添っていること。というよりも公権力・マスコミ権力を乱用していること。
私が衆議院の秘書時代、自民党と当時野党の新進党の両党の番記者を経験した記者の友人は、野党新進党の記事の扱いが、与党の十分の一であることを嘆いていたことが思いだされます。
二つ目には、検察の在り方です。検察が情報をリークしていることがしばしば報道機関から当たり前の如く流れてきますが、捜査情報をそんなに簡単に流していいものなのか、大きな問題点がそこに潜んでいると思います。政治権力と官権が手を結んだとしか考えられないような状況です.今回の献金問題は、与党の多くの政治家とも関連しているにも拘わらず、二階経済産業大臣のことだけが少し取り上げられただけでした。
三つ目は、残念なことに民主党の中で、小沢代表の足を引っ張る姿が見えることです。テレビの映像で、代議士会の様子が出ていましたが、政権交代を目指している野党の仲間から代表批判を公然とすることは、足を引っ張っているとしか言えません。不明解なことがあるのならば、自ら小沢代表に会って聞けばいいことです。わざわざマスコミの前で言うべきことではありません。与党の回しものかと思われます。謹んでもらいたいと思います。
いずれにしても私が言いたいことは、自民党の政治家は総理になりたいがために、いろいろな策略を練りますが、小沢代表は、自民党の時はいざ知らず、自民党を出て15年が過ぎましたが、総理になりたくて今まで政治活動をやってきたのではないということです。日本が本当の意味で構造改革しなければ、自立しなければ明るい日本の未来が見込めないからと本気で思ったからだと思います。
内政においては、少子高齢化に伴う教育・福祉・経済成長の問題、国際的にはITの革命によるグローバルな経済構造をどう乗り切るか。安全保障はこのままでいいのか。中長期的に解決すべき問題が山ほどある中で政治と官僚・経済界のトライアングルにマスコミ権力まで蜜月になっている日本の政治構造を変えなき限り、もう日本は持たないと本気で思ったからだと思います。
その最大の手段が、政権交代なのです。
この15年の間に、小沢代表の悪口を散々言って自民党に戻った政治家はたくさんいます。国会の秘書時代に目の当たりにしてきました。彼らはただ権力側に着きたいだけのことで、政治信念も何もないと思います。
小沢代表も、自分のことだけを考えれば、さっさと与党に甘んじていたでしょう。
それにしても、最近のワイドシーの司会者やコメンテーター、政治評論家の偏見にイライラしています。
ここ数日、小沢代表の話は影を潜めていますが、もう目的は達したということでしょうか。
今朝のの有権者の電話は、小沢代表と有権者の信頼関係が、マスコミに翻弄されることなく存在することを証明してくださいました。
ここからが勝負です。今後ともよろしくお願いします。